About saluki 犬種について
1サル-キについて 1サル-キは頭の良い犬種です 1サルーキは強健な犬種です
1サル-キの性質と性格 1サル-キと暮らす環境 1サルーキを迎え入れて第一の壁
サルーキ
サルーキについて

ここでは私が体感して思う「サルーキ」についての記載をさせていただきます。
サルーキの歴史などは沢山の書物などに書いてあり、そのコピーとなってしまう為省略とさせていただきます。
一概に「サルーキ」といっても性格や外観上の多少の違いは様々であり、そのバリエーションが豊富な犬種です。様々なサルーキ達はそれぞれに特長があり見るものをとても楽しませてくれます。
この犬種のスタンダード(基準)のタイプが沢山あるという意味ではありません。
骨格構成や歩様など犬質の基準はありますし、それに基づいた繁殖は必ず必要です。
ここではTAZIケンネルからのサル−キ達をご紹介いたします。今後サル−キを家族として迎え入れようとお考えの方々や、サルーキに興味をお持ちの皆様にお役に立てればと思います。
TAZIのサルーキと、そのタイプや個性を御覧下さい。

サルーキ
サルーキは頭の良い犬種です

サルーキはとても頭の良い犬種ですが、ここで誤解をしないでほしいところがあります。「頭が良い」にも色々種類があり、これは犬種の用途によって異なってきます。
獲物や物を回収する頭脳をもったレトリ−バーや、家畜を外敵から守りながら定められた場所へ移動をさせる頭脳をもったシープドッグ、ある意味闘犬なども闘いに関しては、優秀な頭脳をもっているのではないでしょうか。
そこでサルーキは用途別でみてみますとサイトハウンド・ドッグ(視覚で狩りをする犬種)です。サイトハウンドの特徴は遠くにいる獲物をずば抜けた視覚で見つけ、ハイスピードで追い捕らえる頭脳と筋力をもっています。
ここで他の犬種と違うところは、人間と一緒に行動をし人間の指示で働くのではなく、サイトハウンドはほとんど犬だけで猟をするという性質をもった犬種という事です。実際、サルーキと生活を共にするとその特徴は明らかに出ます。ある程度の指示はすぐに覚えますが常にその指示に従おうとはせず自分勝手な行動を好みます。覚えが悪いのではありません、従いたくない時があるというような感じです。そんな時は飼い主の顔や態度を伺いある時はとぼけた表情をしてみたり、ある時は全速で逃げてみたり、また反省をした態度をしたりします。逆に教えてもいない事をやってのける事も多々あります。トイレのしつけを勝手に覚えるケースもよくあります。人間の行動を毎日見ていてサークルのロックなども自分で外す事もあります。
サルーキと生活を共にし常に話しかけて育ててあげていれば、驚くほど言葉を理解するようになります。サルーキは飼い主の愛情にできる限り答えようと言葉を理解するのです。
そしてサルーキは目や仕種で飼い主に自分の気持ちを表現し伝えようとするのです。

サルーキ
サルーキは強健な犬種です

これは一概には言えない事かもしれません。その犬の系統からの遺伝に大きく関わりがあったり、生後から2〜3ヶ月、そして生後1年までと発育段階によりどのように育てられたかにもよって変わってくる事があるからです。
その中で成長の一番進む生後から6ヶ月は特に重要な時期です。この時期を繁殖者がしっかり管理をし、引き渡し後にオーナーとなる人へのアドバイスをしているかどうかによって違いが出ると私は思います。また、その系統などによって成長の仕方や速度にも違いがあります。その子の成長を観察し、その子に合った育て方(食事による栄養などの管理、運動、しつけ方)が重要です。また身体づくりでは幼犬時期にしっかりと鍛えられた犬は成犬になってもその身体(筋肉)はある程度維持されます。逆に成犬になってから突然鍛えたとしても幼犬時期から鍛えられた身体のような筋肉はつきません。また骨格も同じで運動しているサルーキの骨格はしっかりとしてきます。骨は運動に伴い成長や強化をしていくからです。
「過酷な運動をさせ絶対に筋肉質なサルーキに育てなくてはいけない」という意味ではありません。だがこの犬種の本来持っている素質や能力や美を引き出すには幼犬期からの管理が必要です。普段に運動をしているサルーキは走り方にも違いが出てきます。そして運動は健康にも大きな影響を与えます。
一番良いのはドッグランなどでの自由運動ですが、人の少ない公園などでのロングリードを使った運動、もしくは自転車による引き運動も良いと思います。車の通る場所では控えた方が良いでしょう。それが出来ない場合は最低でも毎日の散歩が必要です。外へ連れて行く事により毎日の場所の変化や気温の変化、身体にあびる風や日光の変化などにより脳が刺激されストレスの発散につながるものと私は考えています。またそれが病気にもなりにくい健全な身体につながると私は思います。

サルーキ
サルーキの性質と性格

性質と性格は違います、性質はサルーキ全てに言える事ですが性格は1頭1頭違います。
まず性質ですが、これは本などにも書かれていると思いますし、前記載させていただいたようにサイトハウンド特有です。補足をすれば頭が良い分、感受性も敏感ですのでしつけの際には注意が必要です。サルーキは毎日話し掛けてあげていれば、飼い主の言葉を理解します。
怒った顔で声をかければ怒られてると判断します。あとは何について怒られてるかを教えるだけです。
決して頭ごなしに躾けるようなやり方は絶対にしないでください。またその躾け方はサルーキとの信頼関係を失い必ず逆効果となります。
次に性格ですが、これは1頭1頭違いがあります。気の強い子・シャイな子・陽気な子・落ち着きある子などなど様々です。これは人間と同じで系統(血統)の影響も大きいものではないかと私は思います。
たとえば系統によっては何があってもほとんど吠えないサルーキもいれば、他人や他の犬に対してかなり吠えるサルーキもいます。「サルーキは無駄吠えが無いって聞いていたのに・・・」という事のないようにしたいものです。 ブリーディング管理されてる犬舎の子は大体よく似た性格の子が産まれてきているように私は思います。性格が色々ある以上は大体の予測(父方か母方はありますが)ができますし、また繁殖者も子犬の説明やしつけ方のアドバイスができると思います。予測ができなければ説明もできません。その子の性格に合った躾方も必要なのです。少々強く躾けてもいい子、躾の仕方を充分注意しなければいけない子など。感受性が敏感な分、気を使ってあげてください。必ず愛情を掛けて育ててあげれば答えてくれるはずです。その時は家族になくてはならない存在になるでしょう。

サルーキ
サルーキと暮らす環境

私が思うサルーキと暮らす環境で一番必要なのは、広い庭でもなく、広い屋敷でもなく、飼い主家族との環境が一番重要だと思います。飼い主家族の全員が迎え入れたサル−キを家族として認め愛情をかけてあげられる環境が一番重要です。サル−キは自分勝手な行動を好みますが、飼い主家族とのコミュニケーションは大好きです。愛情を掛けてあげられない環境があればサルーキと暮らすのは困難でしょう。サルーキは頭が良く感受性が豊です。
愛情を掛けてあげられない環境がある場合は即それを見抜く事となります。サルーキと暮らす一番良い環境は家族全員のそれぞれの愛情だと私は思います。
そして次に毎日の散歩ができる環境です。
優れた身体能力を持っている分運動も必要です、できれば一日一回は全速で走らせてあげたいところですすが日本にはその環境が少ないのが現状です。車の通る場所やその近く、または人が沢山いる場所は避けなければなりません。この犬種は交通事故も少なくありませんし、また全ての人が犬好きではありません。飼い主にはその性質、性格が分かっていても初めて会う人には当然分かりません。中には近寄ってきた犬に恐怖を感じる人も少なくはないと思います。
走らせる事の出来ない方は毎日の散歩だけでもよいと思います。1〜2時間は必要です。

サルーキ
サルーキを迎え入れて

サルーキを家族に迎入れた方の殆どの人が、迎え入れた日の夜から直面する問題があります。
それは人が就寝するため仔犬をゲージなどに入れ寝室に行った途端に仔犬は寂しくなりとても就寝できる状況でない程の激しい夜鳴きが始まる事です。
特に多頭飼いでなく一頭で飼われる家庭にはそれが強い傾向にあります。
今までにこのご相談があまりに沢山ありましたのでここに記載をいたします。
親元や兄弟から突然離れて新しい環境と初めて出会う人間に対し、仔犬の立場から考えれば不安にあるのも当然の事でしょう。
まして部屋から人までもいなくなってしまい一頭だけになってしまえば不安もピークになってしまいます。
ここで「躾だから!」といって無理に一頭だけにするのは私の好むやり方ではありません。仔犬がまずその家や環境に安心できる事が重要です。
その為にはその家や家族環境に慣れさせてあげる事がまず先決です。夜寝る時は独りにはさせず一緒に寝てあげる事です。寝室に連れて行くのではありません、これからの仔犬の居場所を家の中の何処かに決めてあげ、その場所にゲージなどを置き慣れるまでその側で一緒に寝てあげる事です。
一週間〜二週間、それ以上は覚悟しなければいけません。
ですがこれが仔犬が安心できる一番の早道だと私は思います。
そして慣れてくれば徐々に独りで寝る事も出来る様になっていきます。
難しい躾や無理な躾は必要ありません。サルーキは頭の良い犬です。
自分で納得すれば自然に覚えていきます。
サルーキの躾は飼い主との信頼関係が第一なのです。この壁を乗り越えたらお互いにとても強い絆で結ばれる事になるでしょう。家族となるのです。
この時期は飼い主にとっても犬にとってもとても大変な時期でありますが、とても重要な時期でもあります。
私は今まででこの相談に対して皆様に「飼い主がサルーキを理解し、サルーキが飼い主を理解する時期」とお伝えしてきました。
信頼関係をつくる最も大切な時期なのです。
この時期に失敗するとサルーキはうまく育たなくなってしまいますし、また手放さざる終えなくなる事もあるでしょう。
これからサルーキを迎え入れようと思っている方はそれを念頭においてください。この問題を知っていて直面するのと、知らずして直面し、毎晩大変な思いになるのとでは大違いです。
可愛い仔犬を迎える前から覚悟をし、準備をしておいてください。
大変な時期を楽に過せる事となります。

多頭飼いの場合はまた別です。
寝る時に他の犬達と一緒にする事で「夜鳴き」は解決できます。
寂しい思いをさせず、安心させてあげる事が大切です。
ご相談などありましたらメールにて承ります。お気軽にどうぞ。
ただし、その子犬の繁殖者との「育て方」による違いが生じる場合もあり問題となり兼ねませんので、あくまでも「私なりの考え方」とさせていただきます。基本的には繁殖者からの指導やアドバイスをお勧めいたします。

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